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大型バイクに乗るならプロテクターもつけよう

プロテクターの役割

大型バイクに乗って長距離走行をする際にはそれ相応の服装を用意することが大切です。
特に安全性を重視したいのであれば、プロテクターをつけるのもおすすめです。

プロテクターというのは脊椎と胸部をしっかりと保護してくれる役割を持っています。
安全運転を心がければ大型バイクで事故に遭う可能性というのはあまり多くありませんが、それでも万が一の時のことを考えて装備を整えておけば何かと安心です。

白バイ隊員やプロのレーサーなど大型バイクの操縦に卓越した人たちもプロテクターを使用するぐらいですから、できるだけ着用することをおすすめします。
平成25年に警視庁が行った調査によれば、プロテクターを着用している率はわずか9%という結果が出ています。

バイクによる死亡事故でも、頭部損傷で亡くなる人は50%、胸部損傷でも30%の人がなくなっています。
頭部をヘルメットで保護するのと同じように、胸部もプロテクターで保護することがいかに大事かが分かりますね。

近場に出かける時でも必ずプロテクターを使用する習慣をつけるのがベストです。
後席に乗る場合にももちろん運転ライダーと同様にプロテクターを身につけましょう。

プロテクターの選び方

プロテクターは、慣れるまでは何となく着用するのに抵抗があるかもしれませんが、自分の身体のことを考えて着心地の良いものを選びたいものです。
プロテクターには大きく分けて「ベスト型」と「ジャケット一体型」の2タイプがあります。

ベスト型は単体でインナーとして着用するように作られていますから、手持ちのジャケットを買い換える必要がありません。
とは言ってもベスト肩のプロテクターを着用すると胸囲が増えますので、ジャケットが小さめだと多少きつくなるかもしれません。

ジャケット一体型の方は脱ぎ着が一度でできるので簡単ですが、天候や気分に合わせてジャケットを変えるのが好きな人だと何枚も買わなければならず、不経済です。

以前はプロテクターと言うと男女兼用のものが多かったのですが、最近では女性用の製品も数多く出てきていますから、女性はやはり身体にぴったりと会うプロテクターを選んだ方が快適なライディングが楽しめます。

プロテクターにはハードタイプとソフトタイプがありますが、実際に着用してみないと着心地が分からないので、専門ショップで店員さんに相談しながら選ぶのがいちばんです。

さらに最近では「d3o」や「XRD」など、衝撃を受けた瞬間だけ素材の分子同士がつながって硬化する素材でできているプロテクターも登場しています。

胸部のプロテクターを身につける人は、足首を保護するアンクルプロテクターも合わせて着装すると良いでしょう。