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アメリカンでイメージされるチョッパーバイクとは

チョッパーってどんなバイク?

アメリカンバイクにはさまざまなメーカーがありますが、その中でも改造バイク風なモデルを多く輩出するメーカーとして人気があるのがチョッパーバイクです。
斬新なスタイルのモデルが多く、フロントフォークが長めという共通点があります。
そのため、フロントが長く伸びているバイクはチョッパーバイクというイメージを持つライダーは多いです。

チョッパーバイクの多くのモデルに共通する点としては、シートが尻下がりのデザインになっている点があります。
フロント部分が高く、後部のテールライトに向けて大きな下りラインを描いています。
シートはちょうどその中間に位置するため、尻下がりなポジションで設置されているのです。

チョッパーバイクの歴史

チョッパーバイクは、第二次世界大戦が終わった直後の1945年に誕生しました。
重厚な装備を搭載した大型軍用バイクのメンテナンスや取り扱いに慣れていた軍人たちは、自宅に戻るとプライベートなバイクを思い通りにカスタムし、フェンダーを除去したり燃料タンクをサイズダウンするなど、バイクの軽量化や小型化を行ったのです。

当初、そうしたバイクのカスタマイズ行為は、アメリカ国内でも歓迎されたわけではありませんでした。
不良に見える、という理由からです。
しかしこの流れを止めることは誰にもできず、1960年代に入ってからチョッパーバイクという呼称で呼ばれるようになりました。

そんなチョッパーバイクが世界中から脚光を浴びるようになったのが、1969年に後悔された映画「イージーライダー」です。
映画が撮影された時期はちょうどアメリカ国内でチョッパ―バイクの大ブームが起こっていた時期で、映画の中でもハーレーダビットソンを思いのままに改造したライダーが格好よくバイクを乗りこなす姿が描かれています。
この映画の影響を受け、ホンダでも既存モデルにチョッパー的なスタイルを取り入れるなど、バイクのデザインにも多様化が進むことになりました。

チョッパーバイクの特徴

チョッパーバイクには、いくつかの特徴があります。
1つ目は、フロントのフォーク部分が長めという点です。
フォーク長めのデザインは迫力ある外観を作り出していて、中には1メートルを超えるフォークを持つ特注モデルもあります。

2つ目の特徴は、ハンドルが高めという点です。
どこまで長くできるかはライダーの腕の長さによって異なりますが、ギリギリの高さまでハンドルをカスタムメイドするライダーは少なくありません。

3つ目の特徴は、ジョッキーシフトやマフラーのカスタムがあります。
シフトチェンジの姿がジョッキーを彷彿させることから名づけられたジョッキーシフトは見た目のカッコよさをアップしてくれますし、マフラーのカスタムによって自由な形状を実現しています。