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ヘルメットの選び方

ヘルメットの形状によって選ぶ

バイクを楽しみたい人にとって、バイク選びと同じくらい重要なのがヘルメット選びです。
いいヘルメットを選ぶか選ばないかでは万が一の際の安心感や乗り心地が全然違ってきますから、時間をかけてゆっくりと選ぶことが大切です。

ヘルメットを選ぶ際には、まずどの形状にするかを決めなくてはなりません。
ヘルメットの形状は「フルフェイス型」「ジェット型」の他に「システム型」「オフロード型」そして「ハーフ型」があります。

ハーフ型ヘルメットというのはお椀を伏せたような形で、頭の部分は保護してくれますが顔はむき出しになっているデザインです。
ですから125cc以下のバイクではハーフ型でもかまいませんが、それ以上の大きなバイクの場合にはこのタイプは向いていません。

安全性が最も高いのはやはりフルフェイス型で、サーキットでもこのタイプが使用されています。
防寒性に優れているので冬のライディングでも寒い思いをしなくて済みますが、重くて視野が狭いというデメリットがあります。

ジェット型はフルフェイス型と比べると視野が広く開放感がありますが、あごの部分が覆われていないので頭部をしっかり保護するという点から見ると少し不安感があるかもしれません。

システム型というのはシールドがあごの部分と一体化しており、シールドを閉めた状態ではフルフェイス型、開けた状態ではジェット型になります。
双方の特徴を兼ね合わせているので便利なような感じがしますが、そのぶん重量が重くなってしまうのが難点です。

ゴーグルを装着して乗ることを想定して作られているのがオフロード型なので、このタイプにはシールドはついていません。
モトクロスが好きな人などはオフロード型を使用することが多いようです。

実際にかぶってサイズを確認

長距離のツーリングが好きな人などはヘルメットをかぶっている時間が長いわけですから、何よりも着け心地を優先してヘルメットを選ぶ必要があります。

ヘルメットは帽子と同じように頭の外周でサイズを選びます。
頭の外周は眉毛の上の、額がいちばん張り出したところを水平に測ります。
このサイズに合わせてヘルメットを選べばいいわけです。

ただし自分にぴったりのヘルメットを選ぶためには実際にかぶってみて着け心地を確認するのがいちばんです。
特にメガネをかけている人は、ヘルメットの内装部品との兼ね合いを確認しましょう。

ヘルメットの寿命

いくら無事故でも、ヘルメットは一度買ったら何年ももつというわけではありません。
目安としては3年おきに買い替えるのがベストです。
転んだりして衝撃を受けた場合にはもちろんすぐに買い換えなければなりません。

ヘルメットが正しく機能しているかどうか分からない時は、専門ショップで相談することをおすすめします。